毎回蜂の怖さを紹介していると日ごろから蜂を見ると怖くなってしまいます。事実怖いのですが。。。
見かけたら駆除業者に依頼するのが一番ですが、今回は蜂にさされないために注意することを紹介します。
大前提ですが、蜂蜜を吸ったり食物を探している最中のハチからの攻撃はほとんど考えられません。
スズメバチの場合、不用意に巣に近づきすぎたり、振動などで刺激した場合に攻撃されることが大半です。
巣は蜂の活動が最も活発になる夏の終わりから秋にかけて急激に大きくなり、この時期は巣の出入りをする蜂の動きによって気づくケースがよく見られます。気づかないまま近づいてしまうと、思わぬトラブルに発展することもあり、自転車で走行中に蜂とぶつかって刺されてしまったり、飛んできた蜂が髪に入り込んでパニックの末に刺される、といった事故例も珍しくありません。
さらに、スズメバチが樹液に集まる「樹液スポット」では、多くの蜂が群がるため特に注意が必要です。知らずに近づくと、蜂を刺激してしまう危険があります。
蜂に遭遇するリスクを下げるためには、黒っぽい服装や香りの強い香水を避けることが効果的です。また、外出時に大きめの帽子をかぶることで、頭部や顔まわりを守る対策にもなります。
山道などで蜂が近づいてくる場合、その多くは巣を守るための“偵察行動”のようなもので、こちらの様子を確認しているだけの場合がほとんどです。多くは一定距離を保ちながら様子を伺い、危険がないと判断すると自然に離れていきます。
ただし、蜂が何度もまとわりつくようにしつこく飛び回ったり、スズメバチが「カチ、カチ」という顎を鳴らす威嚇音を発した場合は、非常に危険なサインです。これは「これ以上近づくな」という明確な警告であり、刺激が続けば攻撃に移る可能性が高まります。
危険を感じたときは、決して帽子や手で蜂を払おうとしたり、慌てて走り出したりしないでください。強い動きは蜂を刺激し、襲われる原因になります。できるだけゆっくり、静かに、その場から距離を取りましょう。落ち着いて後ずさるように離れることで、蜂に攻撃されるリスクを大幅に減らすことができます。
もし蜂に刺されてしまったら以下の順で治療してください。
1.刺された箇所を絞るように強くつまんで毒を絞り出し(ポイズンリムーバを使用も可)、流水で洗い流す。(蜂の毒は水溶性です)
2.患部を冷やして、抗ヒスタミン剤やステロイド剤を塗って処置します。
※呼吸困難や全身のしびれなどが出たら、大至急、救急車を呼んでください。
アナフィラキシーショックの可能性があります。
口で毒を吸い出したり、アンモニアを掛けるのはよい対処法ではありません。とにかくあわてないことが大切です。大抵の場合、症状は痛みや腫れなどの局所症状のみで、時間とともに治まります。
ミツバチは一度人を刺すと死ぬので安全と言われますが、そんなことはありません。ミツバチは針が抜けると警報ホルモンが出て、仲間に知らせます。ハチの攻撃から早く逃れるために、速やかに針を抜いて遠ざかりましょう。
また、針には毒袋がついている状態の場合が多く、体内に毒が入ることを防ぐために、針をつまむのではなく指ではじくなどして抜きましょう。
野山を歩き慣れた人でも、蜂の巣に遭遇することは実はそれほど多くありません。しかし近年、里山の開発や住宅地の拡大によって、人と蜂の生活圏が近づき、蜂が人家周辺に巣を作るケースが確実に増えています。特に緑の多い地域や静かな住宅地では、巣作りに適した環境が揃っているため注意が必要です。
蜂の巣は木の枝や植え込み、樹洞といった自然環境だけでなく、軒下・屋根裏・倉庫・ベランダの隅・使われていない鳥の巣箱など、さまざまな場所に作られます。人が頻繁に目にしない小さな空間は、蜂にとって巣作りに最適な「隠れ場所」になるため、気づかないうちに巣が成長していることも珍しくありません。
特に注意が必要なのはオオスズメバチです。地中に巣を作ることがあり、雑草のある空き地や土の斜面、倒木の根元などに巣を構えることがあります。知らずにその付近を踏み込んだり、草刈りや作業で振動を与えてしまうと、巣が刺激されて蜂が一斉に攻撃してくる恐れがあります。
蜂との思わぬ接触を避けるためにも、日頃から庭や家屋周りの確認を行い、普段と違う蜂の出入りを見かけた際には、早めに専門業者に相談することが大切です。