突然ですが皆さんは「蜂」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
「刺されたら怖い」「夏や秋に活発になる」「はちみつは美味しい」などいろいろなイメージを持つ方がいらっしゃると思います。
ちなみに、蜂の種類はどれくらいあるか知っていますか??きっとその多さにびっくりすると思いますが、世界でなんと10万種以上、日本だけでも約4000種類もいるとされています。アリもハチの親戚だって知ってました?ヒアリとかは刺したりしますからね。
実はこれだけ種類がいるとすべての蜂が人を刺すわけではないんですね。
意外と知らない方もいらっしゃいますが、そもそも人を刺す蜂は雌バチしかいません。雄バチは卵管を持たないので刺すことができないのです。
それでは人を刺す蜂と刺さない蜂はどう見分ければいいのでしょうか?
そのポイントは二つだけです。
まず一つ目は「くびれがある」事です。
人を刺す蜂には胸部と腹部の間に「くびれ」があります。腰がくびれている蜂を「細腰類」(細腰亜目)といいます。人を刺す細腰類の蜂には、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチが分類されます。
一方、腰がくびれていない蜂を「広腰類」といいます。木や植物の葉に卵を産み、木や葉っぱを食べて育つ、ハバチ・キバチが分類されます。
二つ目は「集団行動をする」事です。
多くの蜂被害は、集団行動をする蜂が近づいてきた人間から巣を守ろうとすることで起こります。特に、繁栄の最盛期には蜂の凶暴性は強くなります。
一方、単独行動する蜂はおとなしいため、直接攻撃をしなければ基本的に人を刺しません。単独で行動する蜂には、クマバチ、ヒメバチ、ジガバチ、コバチなどが分類されます。
ここからは生活圏にいて人を刺すことのある代表的な蜂の種類を3つ紹介したいと思います。
言わずと知れた人を刺す蜂の典型ですね。身近な蜂の中で攻撃性、毒性が最も高いのが特徴です。アナフィラキシーショックも怖いですよね。
さらに巣を放置していると、どんどん巣が大きくなり、蜂の数も増えてしまうのがとても怖い特徴です。
こちらもよく見かける蜂ですね。毒性はスズメバチほど強くはありませんが、被害報告のよく上がる蜂です。平均的なサイズが直径15cm程なので見つからずに、意図せずに刺激を与えてしまい攻撃される可能性があるのが怖いですね。
温和なイメージのあるミツバチですが、しっかりと人を刺す蜂です。ミツバチを狙ってスズメバチがやって来たりするので怖いですよね。
それぞれの蜂の特徴をまとめると以下の表のようになります。
| スズメバチ | アシナガバチ | ミツバチ | |
| 危険度(最大★3) | ★★★ | ★★ | ★ |
| 体色 | オレンジ系 | 黄色系 | 黄色系 |
| 体長 | 25~40mm | 10~30mm | 3~13mm |
| 巣の場所 | 軒下、天井裏、床下、土の中、木の枝、根元 | 庭の木、軒下、ベランダ、室外機、樹木の下 | 木の穴、床下などの閉鎖空間 |
| 巣の形 | フラスコ型、多層、巣全体を外被で覆った形 | シャワーヘッド型、六角形の育房がたくさん並んだ形 | 板、六角形が規則正しく並んだハニカム構造 |
| 巣の大きさ | 初期5cmほど、完成時最大で80cmほど | 15cmほど | 最大1メートル |
| 巣の模様 | マーブル柄 | 縞模様 | 黄色い縞模様 |
ということは、刺す蜂を警戒していればそれ以外の刺さない蜂は無害なのでしょうか?
そんなことはありません!刺さない蜂でも人や植物に害を与えることがあります。
例えばクマバチは生物を捕食しないためスズメバチやアシナガバチと比べると攻撃性が低く、人を刺すことも滅多にありません。しかし、木材や竹の内部に巣を作る習性があるため、建造物にダメージを与えることがあります。
巣作りの進行につれて建物の強度が低下し、最悪の場合建物の倒壊につながることがあります。また、シロアリの侵入するきっかけになるなど、二次被害にもつながる恐れがあるため、巣を見つけたら早めの駆除がおすすめです。
先ほど少しミツバチを狙ってスズメバチがやってくるとお伝えしましたが、いわゆる「盗蜜」という現象が起きるのです。夏ごろになると蜜源植物が少なく蜜に飢えているので、蜜を盗む蜂がでてきます。巣を放置しているとさらに蜂の出入りが増えてしまう可能性があります。
さらに、ミツバチの巣を放置していると、蜜の香りでゴキブリやアリなどの害虫を引き寄せるだけでなく、蜜や糞による汚染被害などが引き起こされることがあります。
これらより人を刺す蜂はもちろん、刺さない蜂であったとしても見かけたら駆除をすることをおすすめします!